中小企業は社長が面接する場合も多いですが、採用担当者がいる会社も少なくはありません。社長が採用担当者である場合でも、採用担当者がいる場合でも、チェックポイントは同じです。能力や態度だけではなく、様々なポイントをチェックしています。この記事では採用担当者がチェックするポイントを基礎から重要、違和感を抱く誤ったポイントまで詳しく解説していきます。

●履歴書や職務経歴書は唯一の判断材料！
履歴書や職務経歴書は書類選考するための唯一の判断材料です。履歴書は事実を記載することが当然であり、虚偽は論外となります。自分をよく見せようと、不都合なことを記載しなかったり、一部を誇張したりすることも、採用担当者からは簡単に見破られます。履歴書や職務経歴書の最も重要なポイントは採用担当者に違和感を抱かせないことです。短期間での転職が多い人は書類選考で有利にはなりませんが、もし1つずつ退職理由などが記載されていると、誠実さが伝わると思いませんか？履歴書の書き方はルールが有りますが、基本ルールは守り、オリジナルの工夫を入れることで入社意欲も採用担当者に伝わります。不利に思う事実は変えられませんが、有利に変えることは工夫でどうでもなります。採用担当者の立場になりよく考えて履歴書や職務経歴書を作ってください。

採用担当者が履歴書・職務経歴書で一番見ているポイント、と言われて一番思い浮かぶのは誤字脱字や文字の綺麗さが思い浮かびますが、実際にここを誤ると採用担当者が違和感を感じるポイントはなにか？と言われるとすぐに思い浮かびませんよね。ここでは実際に応募書類で採用担当者がチェックしているポイントをご紹介します。

●基本的なポイント
・誤字脱字
・虚偽や誇張
・手書きの場合は字の綺麗さ
・固有名詞が正式名称

●通常重要ポイント
・転職回数
・過去職の退職理由
・ブランク期間

●違和感を抱くポイント
・矛盾がある
・入社意欲があるのかよくわからない
・コピーペースト感
・転職に一貫性がない

このような基本的なことに加えて、転職に一貫性がなかったり、他の企業でも使用できそうなコピーペーストのような文章など、意外と当てはまるポイントもあったのではないでしょうか。面接担当者が応募書類でみている内容は、表面的な字の綺麗さや誤字脱字以外にも、自己分析の深度を計る・また社風に合う人物かを見極めるためなどの理由があります。応募書類で面接に進むことなく不採用にならないためにも、ぜひ一度、入社希望の企業を見つけ、その企業にあった履歴書・職務経歴書の書き方について学びましょう！

では次に、書類審査が終わり面接に進んだときの事を考えていきましょう。面接で採用担当者が実際に見ているポイントや求める人物像について解説していきます。

●基本的なポイント
・面接に適した服装や髪型
・雰囲気や印象

●通常重要ポイント
・笑顔
・志望動機

●違和感を抱くポイント
・会話のキャッチボールができない
・自分の話したい内容ばかり
・過度な自己評価

まずは、第一印象面接に適した服装や髪型などであることは最低限のビジネスマナーであるとして、特に雰囲気は大事です。また雰囲気につながるものとして意外と緊張により忘れがちなのが笑顔です。笑顔で挨拶するかしないでは印象が全く違います。そして、短い面接時間では会話のキャッチボールができるかどうかを見極めます。採用担当者とコミュニケーションが取れることで、今後社内でも人間関係をうまくやっていける人かどうか、社外の人に対してコミュニケーションが取れる人かを見ています。アイコンタクトや相槌を打つなど、相手の話を真剣に聞く姿勢は採用担当者のチェックポイントとなります。

これまでのことから、独りよがりの応募書類や一貫性のない転職理由、面接での会話のキャッチボールなど、基本だけじゃなく、採用者のチェックポイントを考えて、就職の準備をすることが大事であると言えます。

●事前の準備で大切なポイント
これから入社しようとしている会社のホームページを事前に見て、事業内容はもちろんのこと、社風などを事前に調査しているかどうかは、採用担当者のチェックポイントとなります。その企業のホームページに記載されている内容は事前に知っていて当然のことなので、しっかり入社したい会社のホームページは隅々までチェックしましょう。

経験や資格が重視されるかどうかは、書類選考の時点で判断されており、面接では人物面が評価されます。あなたが採用担当者なら、あなたを採用したいかどうかを考えてください。そしてどんな人物が求められているかを想定して面接に臨むことが重要です。

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